毎日のスキンケアに欠かせない基礎化粧品に、化粧水、乳液、美容液、そしてクリームがあります。
中でも、クリームってなぜつけるのか、よく分からなくないですか?
ベタつくから、あまり使わないという人もいるし、乳液をつけているから必要ないような気もします。
クリームって、本当に必要なのでしょうか?どんな役割があるのでしょうか?
ここでは、肌につけるクリームについて考えてみます。
クリームの役割って?
乳液とクリームの違い
クリーム、美容クリーム、保湿クリームとメーカーによって様々な呼び方をしていますが、これらは全て同じものを指します。
クリームとは、肌に浸透させた水分や皮脂が蒸発しないようにガードする役割があります。
乳液も化粧水で保湿されたお肌の水分を守る働きをしますが、クリームにはより多くの油分が含まれており、高い保湿効果があります。
乳液の上に更にクリームをつけることで、より肌の水分は守られます。
それなら、そのどちらかひとつでもいいのでは?と思うかもしれません。肌の状態によってやメーカーによっては、乳液だけ、クリームだけでいい場合もあります。しかし、化粧水、乳液、クリームと、何層も重ね付けされることで、保湿はより効果を増していくのです。
肌の水分を保護しさらに高度に守るクリーム
基礎化粧品の一番最後につけるクリームは、正式にはナリシング・クリームと呼ばれ、化粧水と乳液で整えられた肌の水分と皮脂を守るために最後につけます。
洗顔後、そのままにしておくと、水分が蒸発してしまうので、失われた水分を補うために化粧水をつけます。
化粧水が補った保水と皮脂を守るために乳液をつけます。そして、化粧水、乳液を肌にとじこめるために、クリームが使われるのです。
クリームの正しい塗り方
1回に指先ほどの量で十分!
たっぷりつけた方がより効果があると思いがちですが、クリームの1回に使う分量は、指先程度で十分のようです。
よりしっとりさせるには、化粧水、乳液をつけてから5分ほど時間をおくこと。化粧水も乳液もつけてからすぐに肌に浸透するわけではなく、時間がかかるのです。
乳液をつけて5分ほど経ち、水分が肌に十分に浸透してから少量を伸ばすようにつけると、肌がしっかりと保湿されます。
顔の5カ所に点在させてから広げてなじませる。
クリームは一度に両手で伸ばしていくのではなく、少量のクリームを指にとったら鼻、左頬、右頬、おでこ、あごの5カ所につけ、丁寧に広げていくと顔全体にムラなくのばせます。
やってはいけない!NGな塗り方
- 強くこすりつける、すりこむ
- たくさんつけすぎる、少なすぎる
- 顔が濡れたままでクリームをつける
また「ニキビができやすいのでクリームはつけない」のは間違っているようです。ニキビができるのは肌が乾燥しているからということもあるので、クリームでの保湿は必要です。ベタつくのであれば、さっぱりしたクリームをさがしましょう。
クリームの選び方
敏感肌
敏感肌の方は、セラミド、特に「ヒト型セラミド」が配合されたものを選びましょう。最も保湿力が高く、刺激も少ないと言われています。
ラベルの成分リストに「セラミド2」と表記されています。
乾燥肌
乾燥肌に必要なのは、保湿+油分の補給です。
保湿効果のあるのは、セラミドですが、中でも「セラミド1」「セラミド2」「セラミド3」とラベルに表示されたものを選ぶといいでしょう。
オイリー肌、ニキビ肌
脂っぽいから保湿はしなくていいという考えはNGです。オイリー肌は肌が乾燥して皮脂の分泌量が増えたからなのです。
保湿をしっかりするには、セラミドの他、ヒアルロン酸が配合されたクリームを選んでください。
まとめ
いかがでしょうか?
特にニキビができやすいオイリー肌の方はクリームを塗らないことが多いようですが、クリームで保湿することで肌の油分が整えられるので、クリーム選びは重要ですね。
それぞれのお肌にあったクリームでしっかり保湿して、乾燥、小じわを防ぎましょうね。