洗顔後のスキンケアとして、ほとんどの方が基礎化粧品を使っていると思います。
しかし、その基礎化粧品を正しい順番で行わないと、効果が半減してしまうのです。
今回は基礎化粧品の効果を上げるために役割や正しい順番について解説していきます。
基礎化粧品とは？
文字通り『肌の基礎を整える化粧品』。これを基礎化粧品と呼びます。
シミやシワ、肌荒れを隠したり、肌に立体感と色を与えて美しくするのがメイクアップ化粧品ですよね。
それに対して基礎化粧品には、皮膚を清潔にして肌に足りていない栄養分や潤いを与えるなどといった効果があります。
そのため『皮膚化粧品』と呼ばれることもあります。
基礎化粧品の種類と役割
- 化粧水
肌は、常に水分が蒸発しています。
その蒸発した水分を補給する役割を持っているのが『化粧水』です。
スキンケアには絶対に欠かせない基礎化粧品であり、美しい肌を手に入れるためには必須アイテムです。
- 美容液
化粧水では物足りない部分や、美白や保湿などの目的に応じた集中ケアを行う基礎化粧品が『美容液』です。
濃度が高い美容成分が配合されていることが多いため、化粧水に比べ美容液は少し高価なものが多くなっています。
- 乳液
油分で膜を作ってあげることで肌の内側に化粧水の水分や美容成分を閉じ込める役割を果たすのが『乳液』です。
また乳液は洗顔などで洗い流された皮脂膜が再び形成されるまでの『つなぎ』の役割も果たします。
- クリーム
基礎化粧品の最後の仕上げとなる『クリーム』は手に入れた水分や有効成分を閉じ込める役割を持った保湿クリームです。
肌からの蒸発を防ぐ事で基礎化粧品本来の力を発揮させてくれます。
基礎化粧品の順番
基礎化粧品それぞれの果たす役割が異なるため、スキンケアにも順序があるのです。
洗顔後に行う基礎化粧品のステップを見てみましょう。
ステップ１『化粧水』
洗顔後はお肌が乾燥しやすくなっているため、化粧水は洗顔後すぐに行いましょう。
- 適量を手の平に取り、顔全体に馴染ませるように手を広げ軽くパッティングします。
- 最後に両手で顔を挟み更に化粧水を浸透させます。
化粧水が馴染んだかどうかは、最後に顔を挟んだ時に、ピタッと吸い付くような感触があれば大丈夫です。
ステップ２『美容液』
少し温めて、肌に馴染ませるように塗りましょう。
- 適量を手の平に取り、手の温度で少し温めてから使用します。
- 顔全体に均一になるように乗せ、肌に馴染ませるように塗ります。
- 最後に両手で顔を挟みハンドプレスをして更に美容液を浸透させます。
ステップ３『乳液』
乾燥しやすい目、口元は重ね塗りをしましょう。
- 適量を手の平に取り、手の温度で少し温めてから使用します。
- 顔全体に均一になるように乗せ、顔の中心から外側へ向けて、肌に馴染ませるように塗ります。
- 乾燥しやすい目、口元は指先に少量とり、重ね塗りをしましょう。
鼻のテカリが気になる場合は、一番最後に塗ると良いです。
ステップ４『クリーム』
温めて柔らかくしてから顔全体にまんべんなく塗りましょう。
- 適量を手の平に取り、手の温度で少し温めてから使用します。
- 顔全体に均一になるように乗せて。顔の中心から外側へ向けて、肌に馴染ませるように塗ります。
- 最後に両手で顔を挟み押し上げハンドプレスをします。
化粧水や美容液の水分を肌の上で混ぜるように、伸ばすのがポイントです。
スキンケアは全体を通してとにかく『優しく馴染ませる』ことが重要です。
いかがでしたか？
せっかく毎日面倒なスキンケアやメイクをするなら、一番効果のある方法で行いたいですよね。
正しい順番を守る事で効果が上がるだけでなく、メイクの手間が省け時間短縮にもなります。
今日からぜひ正しいスキンケアをしていきましょう。
