女性なら毎日、使っている乳液。朝晩の洗顔後には欠かせないアイテムです。
乳液がどんな役割なのか、ご存知ですか? クリームとはどう違うのか、
意外と分からないことも多いです。
ここでは、お肌のためになる乳液についてレクチャーします。
乳液の役割って?
肌の水分が逃げないように蓋をする?
かつては、化粧水で肌に水分をたっぷり与えたあとは、その水分が蒸発しないように、
乳液の油分をつけてふたをしましょう・・・などといわれていました。
実際、化粧水と乳液はセットで売られることも多かったようです。でも今では、科学的な研究が進み、肌が作られる仕組みがどんどん解明されているので、
肌の水分を油分で閉じ込めるという考え方はしなくなりました。それは角質層の水分保持は、セラミドなどの細胞間脂質で保たれていることがわかったから。
乳液の役割は、油分を補ってふたをすることで蒸発を防ぐというよりは、
セラミドの働きを助けることで、肌に水分を溜め込み保湿するという考えに変わってきたのです。
出典:http://skincare.kireibijin.com/milky-lotion/428/
化粧水の後、乳液をつけずに美容液だけという人もいるようです。
スキンケア用品は、メーカーによっても違うので、肌にお悩みのある人は
専門家に相談しましょう。
乳液とクリームの違い
乳液とクリームの明確な違いは水分と油分の配合バランスです。
乳液の方が水分が多く、クリームは油分の量が多く配合されています。
どちらも角質層に含まれるセラミドの働きを助け、保湿効果を高める役割があります。
乳液の正しい塗り方
化粧水、美容液、乳液、という順番で
化粧水の後、すぐに乳液をつける人が多いようですが、
美容液を使うのであれば、乳液は最後に使うのがベストです。
美容液は濃度が高いので、乳液の油分が邪魔をして肌に浸透しにくくなってしまうのです。
美容液を使うのなら、化粧水のすぐ後に。
化粧水、美容液、乳液が正しい順番です。
コットンは使う?
化粧水と同様、コットンを使う人と使わない人とで分かれるようですが、
乳液が水分が多いか、油分が多いものかによります。
油分が多く、とろりとした乳液は、手でつけた方がよく、
水分が多くサラサラした乳液なら、コットンを使った方がつけやすくなります。
乳液をクレンジングに!
乳液をクレンジングに利用できることをご存知ですか?
水分が多いタイプの乳液を顔全体に塗り、メイクを浮き上がらせ、
コットンでふき取るのです。
乾燥しやすい肌の方には、クレンジングしながらスキンケアできて
一石二鳥です。
乳液の選び方
化粧水と同様、自分の肌質に合ったものを選びましょう。
ラベルをチェックして、必要な成分がなるべく前の方に書いてあるものを。
【乾燥肌】セラミドなど保湿効果の高いもの
乾燥肌の人は、保湿効果のある配合成分を多く含んだものを。
保湿成分には、セラミド、スクワラン、ダイズ発酵エキスなどがあります。
【オイリー肌】高保湿で油分の少ないもの
油脂の分泌が多く、メイクくずれがしやすいオイリー肌の方は、
油分の少ないサラっとしたさっぱりタイプの乳液を選びましょう。
また、肌に脂分が分泌しやすいのは肌に水分が足りないことが原因なので、
保湿もしっかりと。
油分が少ないさっぱりタイプかつ保湿効果の高いものを。
【敏感肌】刺激が少ないアルコール・フリーのもの
日焼けや化粧品のトラブルが多い敏感肌の方は、
日頃から使っているスキンケア用品の成分をチェックし、
自分の肌に合うもの、合わないものを把握するようにしましょう。
無香料、無着色、無鉱物油で、アルコール・フリーのものがベストのようです。
また、コットンは肌に傷をつけてしまうので、手でつけるようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
乳液は、他のスキンケア化粧品と比べて、添加物が多く含まれています。
成分リストをよく読んで、自分に合ったものを見つけて下さい。