ほとんどの女性の方が悩みをかかえる『むくみ』。体重が増加したわけでもないのに太ってしまったと感じてしまいますよね。
むくみを感じやすい方や感じにくい方がいらっしゃると思いますが、むくみが取れるだけで、かなりスッキリとした印象になります。
今回は多くの女性の悩みである『むくみ』の解消方法をご紹介します。
●むくみの原因と注意
一日中立ちっぱなしだったり、デスクワークで座りっぱなしなど、長時間同じ体勢でいると、夕方になって靴がキツく感じたり、指で押すとその跡がクッキリ残るなどの経験あるかと思います。
『むくみ』を引き起こす原因にはいくつかあります。
長時間の起立状態
長時間立ちっぱなしでいると、重力により血液は足に溜まってしまいます。すると、静脈は圧が高くなってしまい、戻ってくる水分を受け入れることが難しくなってしまうので『むくみ』の原因となります。
運動不足による冷え性や血行不良
足の筋肉は収縮することで血液を循環させるポンプの役目を果たします。運動不足によって足の筋肉が衰えると、そのポンプ機能が低下しまい足に水分が溜まりやすくなってしまうため『むくみ』の原因となります。
水分・塩分の摂り過ぎ
水分や塩分を採り過ぎることで血液中の水分が増えてしまいます。それによる余分な水分が留まりやすくなり、『むくみ』の原因となります。
ビタミン、ミネラル、タンパク質の不足
特にカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルや、ビタミンB1、タンパク質が不足すると、『むくみ』が出やすくなります。
下肢静脈瘤
静脈にある血液の逆流を防ぐための静脈弁が壊れることで血液が逆流し、血液が足に溜まってしまう血管の病気が原因でむくむことがあります。悪化すると、溜まった血液により肌が黒ずんだり、湿疹やかゆみの元にもなってしまいます。
肝臓の病気
血管内に水分を保持するアルブミンという成分があるのですが、これが肝臓で作られていて、肝臓が弱っている時にはこの成分がうまく生成されなくなってしまいます。
そのため、動脈の水分が血管の外に出やすくなり、静脈では血管に水分が戻りにくい状態になってしまい、『むくみ』を引き起こすことがあります。
腎臓の病気
腎臓が何らかの原因で弱っていると、身体の中の余分な水分を尿として排出できなくなり、『むくみ』の原因になることがあります。
●顔のむくみ解消法
忙しい時間帯でもたった5分で顔のむくみを解消する小顔マッサージをご紹介します。
解消するコツ
最初に顔のリンパの流れを良くする。
顔に溜まった水分をリンパへ流す。
気になる目元はツボ押しも並行する。
注意点
爪は短く切っておく。
マッサージやツボ押しは指の腹で行なう。
肌をゴシゴシこすらない。
より効果を高めるためにまずは下準備を行います。
首のストレッチ
- 右手を左の耳の上あたりにつけて、ゆっくりと首を右に倒す
- 両手で後頭部を包み込み、ゆっくりと首を前に倒す
- 顔の前で合掌し、親指をあごに当てて、ゆっくりと首を後ろに倒し首をゆっくりと回す
- 反対側も同様に行います
頭皮マッサージ
- 両手の指の腹を使って、頭全体を包み込むようにする
- 気持ちがいいと感じる強さで、軽く押すようにして頭皮全体を揉む
リンパの流れを良くした後はいよいよフェイスマッサージです。
フェイスマッサージのやり方
- 左手で左のこめかみ付近を押さえ、顔を後方へ軽く引っ張る
- 右手の小指側面を使い、眉間→鼻→頬→耳と顔の左半分上を滑らせる
- 10回繰り返し、右も同様に10回行なう
- 眉間に指先を当て、両手を使っておでこのシワを伸ばすイメージでさすり上げる
- 左右の生え際までこのマッサージを行なう
- ①と同様に左手で左のこめかみ付近を押さえ、軽く引っ張る
- 右手の小指側面を使い、小鼻の脇→頬→耳と顔の左半分上を滑らせる
- 10回繰り返し、右も同様に10回行なう
首のマッサージのやり方
- 両手をグーの形に握り、耳の下から鎖骨までゆっくりと撫でるようにほぐす動作を何回か繰り返す
- 鎖骨に沿って、内側から肩のほうへゆっくりとグーで撫でるようにほぐす
目元ツボ足のやり方
- 眉頭の下のくぼみに親指の腹をあて、ゆっくり優しく上向きに押す
- 眉の骨に沿って徐々に眉尻へずらしながら、上向きに優しく押し、こめかみをゆっくり押す
●脚のむくみ解消法
ふとんの上などでも行える簡単な体操です。
入浴後が効果的とされています。足は特に重力によって血液が溜まりやすい部位です。
足を高くして動かしてあげることで、上体に戻れず下半身に溜まってしまった血液が元に戻りやすくなります。
- 壁に対してお尻を付けるように足を上げ、そのまま3~5分キープ
- 仰向けの状態で両手両足を天井に向け、ぶらぶらと少し早めに振ってあげる
いかがでしたか?
『むくみ』は、一度むくむと癖になってしまい、そのまま放置すると特に下半身はセルライトの原因にもなってしまいます。
正しいスキンケア、ボディケアで『むくみ』知らずのボディを目指しましょう。